網膜色素変性症と視力の関係
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最近では網膜色素変性症や眼の障害のある人向けに使われる器具もハイテク化が進んでいるようですね。たとえば、超音波で障害物の有無や材質を検知できる視覚障害者用移動補助具の「ケーソナー」。前方の障害物の有無や距離、柱か人かといった物体の材質を白杖などで触れることなく把握できる器具でニュージーランド製だそうです。こういう分野でのハイテク化は本当に嬉しいことです。なんでも慣れれば音だけでドアノブを見分けることも可能だそうで、グンと活動範囲が広がる助かる補助具ですね。
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長年悪い視力で過ごしておりますと、悪いなりに慣れてしまって視力の低下に鈍感になっていたきらいがあるようです。よく勘違いされますが網膜色素変性症は兆候として夜盲症や視野狭窄などの症状が出て、次第に視力が失われる難病であるところから、どんどん見えなくなっていくように思われますが、実は世間で言うところの視力と、網膜色素変性症で説明される悪化する視力は別物です。
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普通視力といわれる場合には大抵は裸眼視力の事を指していますが、網膜色素変性症で進行して見えなくなる視力は、眼鏡やレンズを通して見える矯正視力の低下を意味しています。このあたりは自分でも随分誤解があったようで、長年目が悪い割には「裸眼視力」はそんなに極端には下がってはいないことの不思議さがこれで納得できた次第です。勿論元より測定範囲の底辺を舐めるような微かな裸眼視力でしたから、コンマ以下で多少下がっていてもさしたる実感がなかったことも事実ではありました。裸眼視力の低下は網膜色素変性症の進行や網膜の能力とは何ら関係がないそうです。
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網膜色素変性症の検査方法
さて、当初脳梗塞の副産物?で発覚した網膜色素変性症ですが、診断を受けるための検査はこれまで経験したことのないものでした。診断が個人個人で症状がかなり違っている為に難しいのもこの特定疾患の特徴だそうです。特に網膜色素変性症の初期の段階ではきわめて診断が困難なものといわれています。進行して網膜にこの病気特有の変化が現れる頃には診断もいくぶん容易にはなるとのことでした。
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そういえば当初脳梗塞の為車椅子で眼科を受診していた頃には、おそらく網膜色素変性症だとのお話でしたが、詳しい検査を経てみないと確実な診断は下せないとも言われました。実際にはその頃はまだ脳梗塞の影響で網膜色素変性症を発病したのかと考えておりましたので、眼が治るのなら身体の麻痺や痺れも治るカも知れない、などと珍奇なことを思いついていたことを記憶しています。
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進行状態によって検査項目も変わってくるようですが、ERGと呼ばれる網膜の電気的な反応を調べる検査や、どのくらいまで暗い光が分かるかを調べる暗順応検査、それに視野の広さを見る視野検査は必ず実施されるようです。光への反応は四方から近づく光が見えた時点でスイッチを押す方法で実施されました。最初はゲーム感覚で面白くも感じましたが、楽しいのも左目だけで右目に移ったら近づくのに気づかない距離に愕然としてしまいました。
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真っ暗な部屋で30分ほど横になっている検査があるのですが、検査技師の方のお話では暗闇を怖がる患者さんが結構多いそうです。別段無神論者でも超常現象を否定する人間でもありませんが、現実的に暗闇が見えない恐怖が強い身ながら思わず笑ってしまいました。そういう怖がる患者さんが検査される際には検査技師の方が声をかけながら同じ部屋にいて下さるそうです。眼を真っ暗闇の中でこらして見るとたまに星のようなものが見えることがありましたが、あれは何が映っていたのでしょう。
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遺伝子異常が原因とされる網膜色素変性症ですが患者さんの数だけ症状があるともいわれる一括りに述べることが難しい病気です。遺伝子の異常の数だけ網膜色素変性症があるといった方がより正確なのかもしれません。ゆえに個人個人で症状も進行度合いもまるで違っているのが普通なのですが、稀には進行が止まっている患者さんもいらっしゃるそうです。また進行を止めることが可能とも謳う治療法や鍼灸院もあります。興味津々ではあるのですがなかなか実地検証には踏み出せないでいます。




