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小型カメラを網膜の代わりに、日本でも成功

障害物をスイスイ避けて歩く能力


お天気に恵まれたゴールデンウィークとなりました。
これだけ陽気が良くて気持いい風が吹くと表に居る方が
ずっと気持が良いものです。


陽気に誘われてどこかへ出掛けるのが楽しい季節が
やってきました。


ただし、私のような網膜色素変性症で晴眼者より視野や視力で
ハンデがあったり、脳梗塞で若干歩行に頼りない部分がある「障害
者」にとって人出が多いところは苦手でもあり、危険な場所にも
なってしまいます。


どうしても情報をキャッチする範囲が狭いことに加えて、反応も
鈍くなってしまうため、障害物をスイスイ避けて歩く能力が健常者
の半分以下くらいになっているためです。


それでも覚束ないながらも自分の足で自分の眼で一人で出歩けること
には深く感謝しています。



3年以内には杖なしで歩ける


このブログでも何度か記事にしていましたが、働かなくなった網膜
の代わりに小型カメラで外界の情報を得て、それを脳に伝えて視覚情
報として認識する実験、世界各国で意欲的に取り組まれていますが、
日本でも遂にその実験に成功したことが報道されていました。


原理は例え網膜の機能が失われて失明状態になっていても、網膜から
先の機能、視覚情報の伝達神経経路や脳内で視覚情報を映像認識する
能力はそのまま保たれていることに着目して、網膜の機能を補完する
技術の開発が様々なアプローチで進められているものです。


人工網膜や網膜再生なども期待の実験ですが、おそらく最も実用化が
早いと思われるのが、網膜の代わりに小型カメラや眼鏡式カメラを
使って視覚情報を脳内に送り込む方法です。


今回実験に成功したのは大阪大学の不二門尚教授の研究グループ
で、実験の成果として動く物体の位置が認識出来たということです


今後は効果と安全性を確認した上で、3年以内には杖なしで歩ける
視覚補助器具として完成させたい意向だということです。



いつか家族の顔を再び見たい


この研究に参加した網膜色素変性症の女性は72才で、15年程度
以前から網膜に支障が出始めて、現在では明るさが微かに分かる程
度にまで視力が失われていました。


実験では、この女性の左の眼球の裏側に7ミリ四方の電極チップを
埋め込んで、外界を額の部分に装着した小型カメラでとらえます。


小型カメラの映像は、画像処理装置から、耳の後ろに埋め込まれた
画像データ受信装置へと電波で送信されて、視神経を電気的に刺激
して脳に伝送するものです。


最近の試験では、黒い幕の前に置かれた白いはしの箱を動かすと、
女性はその白いはしの箱の位置を手で追うことが出来たそうです。


被験者の女性によると「はし箱が豆粒のような白い光として見え、
はし箱が動くとその光がどこに動いたか分かった。いつか家族の
顔を再び見たい」と嬉しい感想を述べています。


この実験のレベルで現状では、パソコン画面いっぱいのアルファベ
ット文字が判別出来る視力は可能だということで、今後の技術革新
によって、さらに視力の向上は確実です。


3年以内の実現の可能性が見えたこの実験に期待するところは非常に
大きいものがありますね。


 

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