曇天や夜間が見にくいのも一様ではなく
昨日は終日雨が降り続いて、いよいよ入梅か、とも思わせましたが、
梅雨ともなれば、網膜色素変性症の目を持つ身としてはあまり有り難
くない季節でもあります。
網膜色素変性症の症状のひとつに色覚異常というものがありますが、
雨が降り続く季節には、これが大いに影響を及ぼします。
網膜色素変性症は患者さんひとり一人で症状も重症度もまるで違い
ますので、曇天や夜間が見難い、と言いましてもその度合いは一様
ではありません。
かくいう私も明るい曇天の方が晴天よりも見やすく感じることが多く
て、照度が落ちると今度は一気に見難く感じてしまう厄介この上ない
目を持っています。
だいたいが暗いところに弱いには網膜色素変性症の代表的な症状や
兆候になっていますが、これも程度が雲泥の差がありますので、
ちょっと暗くなると見えなくなるのも、患者さんごとに大きく差異
があるわけで、私の曇天時のまやかしのような見易さも、現在の症状
に即してのことでありまして、この先もこの状態が続く保証はまるで
ありません。
傘をさすと傘がセンサーに
色覚異常はごく荒っぽい例えをしますと、色が分からない、という
とになりますが、色の区別が付かない典型的なパターンでは、ジャ
ケットの黒と紺が見分けられない、など一般的です。
曇ったお天気で暗い感じともなりますと、夜盲症での見え難さと、
色覚異常での判別力低下のダブルパンチでの見難さとなって現れ
たりします。
雨の天候ですと、降り方にもよりますが激しい降りになればなるほど、
景色は色彩が薄められたようになってきます。
こうなりますと遠目の信号機の色さえ黄色なのか赤色なのか判別が難
しくなったりします。
色が判別出来ない、というのと、色が分かり難い、という両面が色
覚異常では現れてきます。
分かり難い、となりますと当然認知するのは遅くなるか、認識出来な
いことも起こり得ますから、自動車の運転や街中の歩行にも支障が生
じてしまいます。
色が薄く感じてしまう雨降りのお天気は、こうして網膜色素変性症
にダメージをもたらしますが、ただ一点だけ雨天で有利となります
のが、傘をさして歩く場合に傘がセンサー?代わりとなって、網膜
色素変性症の特徴でもある視野の狭さをカバーしてくれることがある
ことでしょうか。
見えていない視野への衝突を傘が知らせてくれることがある、という
極めて安直な利点ではあるのですが・・・。




