視野狭窄の進行か麻痺の後遺症か
脳梗塞を発症いたしますと麻痺症状が出た場合には、全身麻痺や
昏睡状態に陥る重篤な場合以外では、片麻痺と呼ばれる半身が麻痺の
症状を呈する状態が数多く見られます。
もちろん脳梗塞と申しましても症状は様々ですから、全く何の麻痺
も後遺症も出ないラッキーなケースもありますし、救急搬送された
病院でそのまま亡くなってしまった小渕元総理のようなきわめて
深刻な状態まで千差万別です。
脳梗塞で一番症例が多いと思われますのが片麻痺で左右どちらか側
に麻痺症状が後遺症として残ってしまうケースですが、その多数派?
に私も含まれておりますのでよく分かるのですが、麻痺は片側全身、
それこそ頭の先から足の先に至るまで、律儀にきっちり半身に及びま
す。
程度は軽度ですが、発症当初は唇左側にも左手小指から中指にかけて
も、舌先左側にも違和感が突如として現れました。
慣れは順応力とも相俟って現在では左足の麻痺症状が最大の障害とな
っている他は、見た目も動きも日常生活には何ら深刻な影響を与えな
いレベルにまで機能回復を果たしておりますが、麻痺そのものは消え
たわけではありません。
神経系統の麻痺は筋肉の弛緩を招きます。
たとえば顔の筋肉も左半分は右半分に比べて垂れ下がりの兆候が出て
います。
また眼球を直接動かしている目の周りの筋肉も当然左側は、右側に
比較しますと動きが悪くなっています。
眼の周りの筋肉を鍛える運動
さてこうなりますと網膜色素変性症も発病している私の場合、左目の
動きがいくぶん低下しているために、視界が狭く感じてしまうのか、
あるいは視野狭窄の症状が進行しているのかは、自分ではなかなか
判断が付き難いものとなってきます。
目の端っこで対象物を捉えにくくなっている傾向は間違いなくここ
数年の出来事なのですが、それが網膜色素変性症の視野狭窄の症状
の進行でないとすれば、脳梗塞の麻痺の後遺症がぶり返した、という
ことになります。
ところが脳梗塞の後遺症は再発しない限りは重症度が原因なく進行
することはありません。
麻痺は再発以外ではひどくはならないわけです。
ただし、筋肉の弛緩は時間と共に程度を重くすることは十分に考え
られますので、瞼が重くなってしまうことはあり得ることですね。
目の動きが悪くなるということは、網膜色素変性症を患っている場合、
視野狭窄を補うロービジョンケアのスキャニングの動きも低下してし
まうことを意味しています。
もしも目の周りの筋肉が弛緩して動きが悪くなっているようなら、
再活性化が不可欠と考えて眼の周りの筋肉を鍛える運動を始めました。
視野狭窄が進行しているのであれば、さらにスキャニングのテクニッ
クを上達させる必要がありますので、目の周りの筋肉を積極的に動か
せる運動はきっと効果があるものと信じて、前後左右に懸命に移動さ
せる毎日です。




